先週、岩手県にお住まいのお客さまから注文がありました。
2月中旬にスーツを一着、購入いただいた方です。
今回も全く同じスーツをご注文です。
注文にはメッセージが添えられていました。
「以前一度注文しましたが、
津波で流されてしまいました。
できるだけ早く購入したいと思います。」
もう一度住所を確認しました。
津波で壊滅的な打撃を受けていて、
多くの方が行方不明になっている。
そう報道されている町でした・・・
そのお客さまは送料無料とさせていただき、
即日発送の手続きをしました。
同時に、他の被災地からの注文も送料無料としました。
発送から3日ほどでお客様のお手元にスーツが届いたそうです。
送料を無料にしたお礼とともに、到着のご連絡をいただきました。
「本当に感謝しています。
小学校入学用のスーツ到着、
我が家に久々の明るい出来事でした。」
震災で多くの物を失った人が、
全く同じものをいくつ買いなおすでしょうか。
身の回りも整わないうちから、
生活必需品より先に欲しいと思うものがいくつあるでしょうか。
私たちが取り扱っている商品は
ただの服ではないという事を思い知らされました。
岩手県 宮城県 福島県 茨城県へのお届けは
送料無料にすることにしました。
キャッスルとして、アプリコットウェブとしてできることは何だろう、と
漠然と思っていました。
ほんのわずかですが、できることをみつけたような気がします。
キャッスルのお洋服を受け取った方が
笑顔になる事を願って。