車で九州8:6日目8月25日(火) 指宿→(屋久島)→鹿児島

なぜ、わざわざ指宿に宿をとったか。
それは指宿から高速船に乗りたかったからです。


朝はいつもより早く準備して高速船乗り場に。
今までになく雲が多い気がしますが、天気予報は変わらず晴れ時々曇り・・・
少し不安になりながら、高速船で移動を開始します。
指宿から屋久島まで1時間ちょっと。あっという間の船旅です。
鹿児島湾内中心の移動なので波もなく、のんびりしたものです。

途中、竹島(揉めてない方)と硫黄島(手紙が埋まってない方)が見えました。
屋久島に近づくにつれ空が暗く・・・
嫌な予感的中!屋久島は夕立のような強い雨風の真っ只中でした。

船から乗船所までの数歩の移動ですらずぶぬれになる状態。
日帰りするつもりの私たちは目の前真っ暗!これからのプランが台無しになるかも・・・と気持ちは一気に急降下してしまいました。
とりあえず予約していたレンタカーを借り、これからどうしよう?と相談。
予定では屋久杉ランドで3時間程度のハイキングの予定でしたが、この天気。
登山靴ではない私たちが、ハイキングコースを歩けるかどうか微妙ということでプランを変更することに。
突然来てしまった屋久島なので、それほど知識もない私たち。
とりあえず乗船所を出てすぐの観光案内所に行って相談してみる。
担当の方は「屋久島に来たら有名な杉の一本くらい見て帰ってもらいたいからねえ」と少し考えて、ハイキングコースがある程度舗装されていて雨でも歩きやすい白谷雲水峡を紹介していただきました。
白谷雲水峡もいくつかルートがあって、舗装されているルートは1時間位で歩ける短いコース。
帰りの船の時間を考えても少し時間に余裕があるし、レンタカー借りちゃったし・・・ということでまずは島を一周してみることに。
高速船の着いた宮之浦から時計回りに1周してから白谷雲水峡に向かっても、時間的には十分間に合うし天候が少しでも回復すればいいな、と期待をこめてのスタートです。

島の南側は晴れてた・・・


島に流れている川は全て澄んでいて、カヌーを時々見かけました。

道が山間部に差し掛かると、屋久島ならではの動物を見かけます。
人間や車を怖がらないようで、あまりにあちこちにいるのでビックリ。


ヤクシカ。
かなり小ぶりな鹿です。


ヤクシマザル。
なぜか公道を占拠して毛づくろい・・・


仲は悪くないらしい

島をのんびりと一周し白谷雲水峡へ。
天候はだいぶ回復し、高地でも降ったり止んだりの小雨程度。
屋久島は「1ヶ月に35日雨が降る」と言われるほど雨の多いところだそうで、高地は霧や小雨が多く、シダ植物や苔が多く生えていました。




弥生杉


二代大杉

屋久島でも特に有名な縄文杉を見たい場合、往復10時間の登山になるそうです。
いつかは見てみたいね、それには登山の練習をしないとね、まずは富士山か・・・と、突然登山に興味が沸いて色々計画を練ったりしました。
杉を見た後はまた高速船で指宿へ。指宿から鹿児島市へ向かいます。
鹿児島県内もそれなりに車で走って来たのですが全然見かけなかった道の駅を鹿児島市直前あたりで発見。
おやつ代わりにさつま揚げやけせん団子などをゲット。





夜は薩摩黒豚・・・と思って町を歩いてたら目が痛い!
桜島の灰が降ってました・・・本当に降るんですね。けっこうな量です。
女性は傘をさしている人が多いです、私はアーケードに逃げ込みました。
桜島の灰は季節によって降る場所が違い、夏は鹿児島市、冬は大隈半島に降るそうです。
洗濯物も干せないそうで、住んでいる人は大変だと思いました・・・

薩摩切子で芋焼酎!


豚しゃぶ


お店は黒福多

この日が九州ラストナイトでした。
旅の終わりはいつも「一生旅していたい」と思うけど、日常があるからこそ旅の楽しさが際立つというのもあるんですよね。
わかっているけど帰りたくなくて、少し切なくなりました。

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