燕三条ラーメン 岩のりのりのり
他社サイト履歴、楽天が広告利用 「勝手に収集、気味が悪い」
楽天が同社の検索サイトにアクセスした利用者のパソコンから、他社サイトにアクセスした履歴に関する情報を収集し、広告配信に利用していることが判明し、行政や消費者団体なども巻き込んで問題視する声が強まっている。この行為自体に違法性はないが、「情報が勝手に収集されて気味が悪い」などという利用者の声に加え、インターネット広告事業者なども「広告価値を下げる」と批判している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090821-00000044-san-bus_all
ad4Uというのはドリコム社のソリューション。
ドリコム社のウェブサイトを確認すると、
ライブドアもad4Uの提供を開始しているみたいですね。
行動ターゲティング広告とは、
ユーザがどのページを閲覧したかを元に、
興味のある広告を表示して広告効果を高める技術です。
数年前から注目を集め、今では大手サイトでは当たり前に導入されている
技術の一つと言っていいと思います。
なぜ今回話題になっているad4Uがなぜ批判の対象にいるかというと、
その仕組みの違いによります。
従来の行動ターゲティング広告は、主にCookieという技術を使用しています。
ページを閲覧するとその属性をCookieに書き込み、
その情報を元に広告を表示しています。
Cookieの利用については、各サイトのプライバシーポリシーやサイトポリシー、
利用規約などに規定されている事が多いです。
ユーザがCookieを利用したコンテンツを利用をしたくない場合
ブラウザの設定でCookieが停止できます。
閲覧情報を知らせたくないと思っている人は停止してしまえば済みます。
ad4UはCookieを使用せず、ブラウザのバグを利用します。
ユーザのページ閲覧履歴にアクセスし、それとサーバ側のデータを照らし合わせ、
マッチする該当する広告を表示するという手法を使っています。
バグを使用しているため、現状、何かを設定して停止する手段はありません。
楽天ad4UはFlashを使っているのでFlash playerをアンインストールすれば停止されますが
Flashが全部使えなくなってしまい、ちょっと現実的な回避方法じゃないですね。
ad4Uはページ閲覧履歴をサーバに保存するような仕様ではないため、
個人情報を取得する訳ではないようです。
これがドリコム、楽天、ライブドアがad4Uを正当化する根拠でしょう。
だからといって、許可なくページ閲覧履歴を覗き見る行為は倫理的に問題があるのではないか、
というのが批判されている理由です。
限りなくスパイウェアに近いグレーゾーンのソリューションと言えます。
また、バグを利用したビジネスってそもそもどうなの、という意見もあります。
楽天、ライブドア、ドリコムと大手が参入する
ブラウザのバグを利用したビジネス・・・どうなんでしょうか。
楽天出店者としては、大手らしいまっとうなビジネスを
してもらいたいなあと思ってしまいます。
ad4Uが世間的に「あり」と認められてしまうと、
これを利用した広告やスパイウェアが蔓延してしまう可能性があり
将来、ad4Uが悪い意味での魁と呼ばれるかもしれません。
トレンドマイクロやシマンテックなど、ウイルスソフトの提供各社が
このソリューションをどう捉えていくのかも気になります。
【参考サイト】
IT-PLUS 行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbe000015102008
江戸っ子が斬る!! 感情的起因からの論理思考 楽天ad4Uはスパイウェア?ユーザーは履歴が丸見えに
http://plaza.rakuten.co.jp/webtrpg/diary/200811300001/
IT用語辞典 e-Words スパイウェアとは
http://e-words.jp/w/E382B9E38391E382A4E382A6E382A7E382A2.html
ドリコム ad4U
http://ad4u.drecom.co.jp/
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