「今、仙台では練習場所に苦労しており、その中でコーチをするのは難しい。スケートリンクを作っていただければ、その可能性も広がるかもしれないのですが」とも述べた。
「宮城にかかわらず、全国でスケートリンクの数が減っていて、国内で練習するのが難しくなっている」と指摘。「これから育っていく選手たちがよりよい環境の中で練習できるようになってほしい」と力を込めた。
一時のブームとして盛況が伝えられているスケートリンクだけれど確実に減っている。
ネット上でも署名等行われていますが、存続できない所も多いようだ。
今、日本のフィギュアが強いのは
ジュニア世代からの強化プログラムが充実していることがあげられる。
それもジュニア世代にある程度の選手層があるからこそであって、
このままリンク閉鎖が続き、通年練習できる場がなくなると
強化すべき選手自体がいなくなってしまう。
また、強化選手が通年練習する為に家族と離れて暮らすような事も考えられる。
タラ・リピンスキーが「家族全員で暮らしたい」からとアマチュアを引退したが、
早晩日本もそうなってしまうのではないか。
家族が離れて暮らすとなると、お金もかかる。
元々フィギュアスケートはお金がかかるスポーツで、
選手でありつづけること自体が負担になりがちだというのに、
期待される選手になったが故にさらに経済的負担が増す。
ことあるごとに荒川選手が「リンク減少問題」についてコメントしているのは、
自分自身が経済的な問題に直面したり、育ったリンクが閉鎖になったりと
経験を元に話している事ではあるが、
何よりも日本のフィギュアスケート界の未来を危惧しているからに他ならない。
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