毎年恒例・一年お疲れ様でしたの温泉です。
2009年度は東伊豆、稲取温泉へ。
伊豆の手前で、小田原に寄って蒲鉾をゲット。
お正月用にセットをひとつ、おやつ用にバラを購入。
チーズ入り笹かまとスモーク笹かま。
小田原駅を出た所で本気のランナーが何人も走っているのを見かけた。
たぶん、箱根駅伝の練習(?)してる人だと思う、必ず併走の人がいて、細かく指示を出したり安全に配慮している様子。
年が明けたらすぐ本番だから、最後のルート確認なのかな。
頑張れ、頑張れと心の中で応援した。
今年の宿は近代的な旅館という感じの宿。
稲取温泉は海沿いの港町なので、いたるところから海が見える。
夕日
朝日
この日は天気がよく、朝日とともに伊豆七島が見えた。
宿を出て北上する。
車の中で適当にルートを決めて時間配分。
愛鷹山と富士山を避けてぐるっと反時計回りで回る計画。
今回の旅とは関係ないけど、
初夢の代表格「一富士、二鷹、三茄子」の「二鷹」は愛鷹山の事だという説があるそうだ。
駿河の国で高いものは「富士山」「愛鷹山」「茄子の相場」ということらしい。
徳川家康の初夢説が有名だけど、それで確定というわけではなく色々あるみたい。
まずは富士裾野の裾野餃子を目指す。
今回は行き先すらも候補を挙げてあるだけで、本当に行き当たりばったりの旅なんで、お店とか全然調べてない・・・
とりあえず現地に行ってから考えよう、というスタンス。
裾野に向かいつつ、携帯で情報を検索。
裾野餃子は、皮に裾野特産物のモロヘイヤを皮に練り込んでいるのが特徴の特産物アピールの町興し系B級グルメ。
◆すその水ギョーザ
とりあえず駅前に行ってみて、近くで食べられる店を探したら、目の前に「カフェ・ド・ガーデン」を発見(笑)B1グランプリ出場時と同じ味を提供している元祖系、ラッキー。
カフェ・ド・ガーデンは町のアンテナショップで、ハンクラ品のボックス販売や市の観光案内とともに名物の水餃子を食べさせてくれる。
優しい味のスープの中にもっちり水餃子。
B級グルメと言うには少々もったいないような、家庭的でやさしい味。
食後にちょいと立ち寄って食べたい感じ。
お店もハンクラ品がバリエーション豊かに置いてあって、待ち時間も楽しめる。
裾野で餃子を食べた後は、富士の五合目に向かう形で愛鷹山と富士山の間を通り、富士宮市へ。
富士宮やきそばは、ゴムのようなコシの強い麺、肉かす、削り粉のトッピングなど「とんがり」のはっきりしたB級グルメの手本のようなメニュー。
◆富士宮やきそば
富士宮のやきそばは実は何度も何度も食べていて、ここで開催されたB1グランプリにも来ているのでもうおなじみ。
とんがりがあるからまた食べたくなるんだよね。
行く途中、どこの店に行くか?と色々考えたけど、今回は無難にお宮横丁でテイクアウト。
横丁でもいっとう混んでいる「すぎ本」はやっぱり味が違う。
お宮横丁では新たな名物?を発見。
富士宮餃子!!
なんと餃子の中身は富士宮やきそば。紅生姜まで入ってる。。。
B級inB級!
さすがB級王国静岡といった感じ、タレなしで食べられるのはテイクアウト向きでいいね、本日2食めの餃子をいただきます。
富士宮を出て、海へ向かう。
静岡市は清水と合併して、とにかく横に広いので時間を稼ぐためちょっと高速を使ったりしつつ静岡へ。
静岡駅に近づいた所でおもむろに携帯で店探し。
何年か前に居酒屋系静岡おでんは食べてるので、どうせなら駄菓子屋系に行きたいねってことで、デイリーポータルにも出てくる「水野商店」へ。
レトロで半分眠っているような店内、年末はこういうお店は暇だろうにおでんはアツアツで待っていてくれた。
朝から煮ていると思われるおでん種たちは、いい色に染まっていてどれも食べごろ。
全て100円以下という駄菓子屋価格がうれしい。
静岡おでんは、真っ黒なスープと黒はんぺんが特徴的。これに削り粉をかけて食べる。
一般に削り粉といえばかつお節の削り粉を指すけど、静岡で使われる削り粉は鰹・鯖・鰯の粉を使っていて味が複雑で風味がいい。
池袋系魚介スープのつけめんが好きな人なら、静岡の削り粉も好きだと思う。
おでんスープは黒いけど、味はさっぱりめでどんどん食べてしまいたくなる味。
◆静岡おでん
水野商店はお店の人も気さくで、どこから来たの?どこ行くの?富士宮行った?と会話もはずむ。
ここに来る人は静岡B級グルメをめぐってる人がやっぱり多いらしい。
けっこう食べたつもりだけど2人で500円にもならなかった、これぞ駄菓子屋マジック。
静岡市を出て、時間的な問題でもう帰ろうかとも思ったんだけど、せっかく来たから・・・とそのまま西へ向かい浜松へ。
浜松のB級グルメは餃子。
特徴は真ん中にゆでもやしが乗っていること。
移動はやっぱり少し高速を使ってしまった。
だって、静岡県横に広すぎ!!
◆浜松餃子
水野商店さんいわく「もやし乗ってるだけで普通の餃子よ」とのこと。
静岡と浜松は昔からのライバル関係らしいんで、そういう評価になるんでしょうか(笑)
浜松では「強子きよ」へ。
今回は店探しを楽しんでいる時間がなく、基本携帯で調べてGPS起動してナビしつつ移動→食べるという手順。
GPSは地方の住宅街でも正確に地図と位置が見つけられるんで本当に便利。
徒歩ではじめての友人の家に行くような場面でも、迷わず確実に到着できる。
本日3食目の餃子。
「きよ」の餃子は肉が強く、ごはんorビールがほしくなる味!
でもこのお店はごはんがないし、運転するんでビールは飲めないし・・・悲しいけどウーロン茶で乾杯!
宇都宮もそうだけど、餃子専門店ってビールはあるけどごはんは置いてない所が多い、何でだろ。
餃子がすごくおいしかったんで、テイクアウトもしてしまう。
おかみさんが「冷凍用に包んでおくね!」とそのまま冷凍できるようにしてくれた・・・感謝!
餃子を食べてさっくりお店を出てしまったんだけど、メニューにあったチャーシューが非常に気になった。
数人で食べるボリュームらしく、注意書きがあったのでちょっと食べきれないなと思って注文を控えたけど、未だに後悔している。ここの自慢の逸品なら、間違いなくおいしいんだと思う。
次に行ったら絶対に食べよう。
これにてB級グルメツアーは終了!と思っていたら
夫がもう一件寄りたいと言い出した。
何かと思ったら、これ。
確かに、きよに行く途中で見かけてたんだよね。
静岡に入ってから、ラジオでここのCMをけっこうやっていて気になっていたらしい。
閉店間際だけど、間に合いそうだったから入ってみる。
話題の白いたい焼き(もっちり)の他にも、普通の茶色いたい焼き(ぱりぱり)もあり、中身も餡子以外にもいろいろあるみたい。
でもこの日はもう閉店前、茶色のぱりぱりたい焼きで中身が餡子、という超スタンダードなメニューしか残ってなかった・・・
研究し尽くされたたい焼きということ?
皮のぱりぱり加減は驚くほどで、焼きたてなら噛むとパリッと音がする程。
皮は非常に薄く、甘すぎない餡子がぎっしり。特にお腹の部分はまるまると太っていて溢れんばかり。
研究所の名に恥じないおいしいたい焼きだった。
食べ終わって満腹になった所で今回のツアーは終わり。
B級好きにはたまらなく楽しい旅ができて満足。ごちそうさまでした。
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