一般には、単に小型のものをインコとしているらしい(笑)。
生物学的な分類では、トサカがあればオウム、なければインコ。
この基準のせいで、オウム目オウム科は17種類しかいない。
しかし立派なトサカがあるオカメインコは、オウム科(笑)。
こうなると、分類で余計にややこしくしてるような気が……。
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似ている動物の区別って案外わからないものですよね。
逆に意外な動物が実は同じ仲間だったり(笑)。
とりあえず、ここではオウムとインコのお話。
「オウム科はわずか17種」と書いたが、オウム目の鳥は全体では300種以上。
ほとんどインコ科ですな。
多くのインコ科の鳥は10~30cmと比較的小型。
だが、スミレコンゴウインコなどは1メートルにも達する。
つまり「小型のものがインコ」とは限らないということですね。
モモイロインコ、オカメインコはオウム科。
ミヤマオウムとフクロウオウムはインコ科。
オウム型のヨウムもインコ科。
ちなみにミヤマオウムは、生きたヒツジを襲うらしいショック
しゃべる鳥はインコ、オウムの他に九官鳥がいるが、実はカラスもしゃべることができるびっくり
だが、インコには声帯はない(笑)。
鳥に言葉を覚えさせるのは、高くて澄んだ女性の声が向いている。
雌雄は一般に同色。
だが、ニューギニア島産のオオハナインコは、雄は緑色、雌は赤色型。
アメリカのペッパーバーグ博士に協力しているヨウムのアレックスは4~6歳児の知能を持っている。
アレックスは、6までの数を理解、発音し、7色の色を弁別でき、数多くの物を認識している。
自分で「ナッツちょうだい」と言って要求することもできるらしい(笑)。
さらに数、色、形といったカテゴリー分けも理解していて、「緑色で三角のもの」といったものもわかる。
驚くべきことには「無い(ゼロ)」という概念も理解しているそうですよ。
質問に飽きると、わざと間違えて自分の期待する質問を誘導するようなこともあるというから、いやはや……。
近年では遺伝子学に基づいた科学的な分類もあるそうです。
この分類では、「オウム目」の下には「オウム科(インコ科とも訳す)」があるのみ。
つまり、全てのインコとオウムが同じ科に属します。
えっ!? じゃあこの豆知識、意味ないかも。
だって結局みんな同じって言うんじゃ……(笑)。
<文責・秋田大介>
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