『乗車率』って何?

この時期よく聞く言葉ですね~。『混雑率』とも言います。
単純には「乗客数÷車両の定員」ってことなんですが。
定員はだいたい通勤車両なら「座席数+吊り革、手すりの数」、
新幹線自由席のような車両ならズバリ「座席数」。
ちなみに指定席は、普通『乗車率』ってときは関係ないそうですよ。

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「定員」について補足。
吊り革や手すりは各路線や車両によって数も違うので、
ときには車両面積を0.35平方メートルで割ったものを基準にします。
これならたしかに各社の乗車率を比較することができますね。

通常は各社が独自に定めています。
車両外側に「定員○○名」と書いてあるそうですよ。
私は気付いてなかったんですが。

ですが、実際にはラッシュのときに何人乗ってるんだかわかりませんよね。
じゃあ、どうするって話ですが、車掌や駅からの“見た目”で判断しているそうです(笑)。
「ドアが閉まらないときは280%」のような基準がある会社もあるみたいですが。

また、車掌さんや運転士さんのモニターに乗車率が表示されてることがあります。
これは「応荷重検出装置」というもので重さをもとにだいたいの乗車率を算定しています。
その数字によってブレーキのタイミングを変えたり、空調の強さを変えたりしているそうです。

あ、ちなみに指定席が乗車率に関係ない理由。
指定席はそもそも座席数分しか乗れないので、100%を超えることがないってことですね。
だからラッシュ時のニュースでいう乗車率は、あくまで自由席の話です。

何はともあれ、「乗車率250%!」とかの電車には、できるかぎり乗りたくないです(笑)。

<文責・秋田大介>

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