聖書には、キリストの誕生日について記載がないそうで。
ただし「少なくとも12月ではない」というのが定説らしい……。
もともと12月25日は、古来より太陽神の祭日でした。
それがキリスト教の祝日になったのは4世紀(336年)のこと。
要は、もとからあった大きなお祭りに便乗したというわけです(笑)。
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しかしキリスト教ってのもなかなかやりますね。
誕生日がわからないからといって、大きな祭りに合わせてしまうとは(笑)。
聖書には日付や季節について特に記述がないわけですが、
キリストが生まれたときに羊が外にいたことなどから、
秋口ではないかと考えられているそうです。
少なくとも冬ではない!という(笑)。
そういえば、そもそも西暦ってキリストが生まれた年を元年にしたはずなのに、
どうもキリストは西暦4年生まれという説が有力らしい……雫
何だか適当すぎる気がするぞ(笑)。
閑話休題。
12月25日は、古来より太陽神を祭る「冬至祭」の日でした。
冬至からだんだん昼が長くなる、すなわち「太陽がよみがえる日」
というわけで、実にめでたいお祭り(笑)。
273年には、ローマ皇帝アウレリアヌスによって太陽の誕生日と定められたりもしているようです。
「大地の神」の誕生日でもあるとする地域もあるとかないとか。
そもそも当時のヨーロッパ、つまりローマ帝国は多神教の国家。
キリスト教はかなりマイナーな教団でした。
それが転機を迎えるのは、4世紀にコンスタンティヌスが皇帝になってから。
彼は政治的な判断からか、キリスト教の後援に回ります。
321年、キリスト教徒の礼拝日「主の日」を、ミトラス教徒の太陽崇拝の日と結合して週1回の休日を決定。
ほほう、これとかクリスマスのからくりのまんま雛型ですね(笑)。
ニカイア公会議(325年)以降、キリストの誕生の神学的位置づけが確定されると、
336年、ミトラス教の祝日(不滅の太陽の生誕日)である12月25日が
キリストの誕生日として解釈され制度化されました・・・。
まあ、さすがにこの経緯には無理があると思った、かどうかは知りませんが(笑)、
キリスト教におけるクリスマスは、あくまでキリストの降誕を記念する
祭日であって、キリストの誕生日そのものとしているわけではないそうな雫
何やらややこしい話で。
さて。
プレゼントの贈与と交換という慣習も、他宗教から(笑)。
古代ローマの祭り(12月17日)サトゥルナリア(農業神)が起源だそうです。
ツリーは、もともとはアルプスの北の風習。
ちなみにイスラム教でも、クリスマスは祝うそうですよ。
<文責・秋田大介>
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