ピカソの本名は長い

『パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・
ファン・ネポムセノマリア・デ・ロス・レメディオス・
クリスピン・クリスピアノ・デ・ラサンテシマ・
トリンダード・ルイス・イ・ピカソ』
本人もちゃんとは覚えてなかったそうです(笑)。

↓  ↓  ↓

ピカソは長い名前の例としてよく引き合いに出されるとか。
まるで、我が国の「ジュゲムジュゲム……」ですね。
しかも諸説あって、正確なところはよくわからないんだそうです(笑)。

何でこうなったかというと、聖人や縁者の名前をたくさん並べてあるから。
ある研究者によると「祖父・伯父・父・乳母など7人分の名前を盛り込んである」らしいです(笑)。
名前が長いほど幸福が宿るとするアンダルシアの伝統からつけられました。
また、ピカソの家系が由緒ある古い家柄であったことを示しています。

ちなみに最後の「ルイス・イ・ピカソ」は父方と母方の姓。
スペインでは一般的に父方と母方の姓を順に併記するらしいです。

画家として活動を始めたピカソは、はじめパブロ・ルイス・ピカソと名乗り、
ある時期から父方の姓のルイスを省き、パブロ・ピカソと名乗るようになりました。
そうですね、やはり「パブロ・ピカソ」が一般に知られていますねー。

親はよかれと思ってつけたそうだけど、本人は無頓着だったようで。
何せ自分でもきちんと把握してないんですから(笑)。
いくらめでたくても覚えられないんじゃ、意味ないですよね。

<文責・秋田大介>

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