残念がるふりしてどうでもいいって事を表明する気持ち悪さ(「予約の取れない店」が3年で閉店に追い込まれる理由 への雑感)

「予約の取れない店」が3年で閉店に追い込まれる理由 (cakes)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160525-00001793-cakes-life
(はてブ)
http://b.hatena.ne.jp/entry/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160525-00001793-cakes-life

Twitterから引きずって、またこの話だけど。

私が引っかかるのはいい店って簡単に言ってしまう事の難しさかな~異性の批評で「いい人いい人どうでもいい人」って言葉があるけど、それって店においてもそう。
このコラムの筆者はバーの店主だから、いい店という言葉の裏にある、いい線いってるけど、自分じゃなくても他の誰かが行けばいい程度の店だよねって心理が透けて見えてしまうのだろう。
そして常連は「いい店」なんて表現はしないって事も百も承知のはずだ。

笑っていいともが放送終了したとき、やたらと残念がる記事やコメントを見かけたけど、それを言う人のほとんどが回顧的であり今まさに視聴者ですよって人はまず見かけなかった。
実際、視聴率は終了前数年で急落していた。
「好きな番組」から「いい番組」「思い出の番組」化したから終了した。そういう事だと思う。
テレビマン的には終了祭りでひと稼ぎってとこだけど、番組に愛着のある作り手がいたならば、じゃあ見ろよ!見ないから視聴率落ちたんだよ!って言いたいと思う。
私はこの時も違和感を感じたのを覚えてる。

なんて言ったらいいのかな、残念がるふりしてどうでもいいって事を表明する気持ち悪さみたいな。

それとは別に、バーが以前ほど儲からなくなってきている事も見逃せない事実。
この手の話題になると、中食需要の増加とか若者の酒屋離れとか書かれがちだけど本当にそれだけだろうか。
私はスマホ・・・パズドラ、モンストそしてLINEがライバルかなと思ってる。
かつてのバーは一人の手持ち無沙汰な時間を潰したり、コミュニケーションの場を提供したりという役割があった。
今は一人の時間はスマホでゲームすればいいし、コミュニケーションはTwitterでつぶやいたりLINEで暇な人捕まえて話せばよくなった。
日本人はスマホのゲームへの課金額が多いという統計もあり、それによると月3000円弱はゲームに消えてる。
課金なんてしないよって人でも、通信費が必要経費として組み込まれているんじゃないかな。
世の中は常に誰かの財布のシェアの奪い合いだから。

まあ店舗の閉店・・・(どうでも)いい店以上になれなかった事については、単に営業努力が足りなかったって言葉で収束できてしまうので次はがんばれとしかいいようがないのだけどね(笑)

【参考】
「笑っていいとも!」以前からあった番組終了の予兆
https://thepage.jp/detail/20131023-00000001-wordleaf
スマホゲー課金「日本1位」理由は?
http://smartphone.r25.jp/case-file/139838
「世界収益トップ3にパズドラ・モンスト」「日本のノンゲームアプリの収益トップ3はLINEが独占」AppAnnieによるアプリ市場7つのトレンド。
http://appmarketinglabo.net/appannie2015/

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