気象庁発表の桜の開花情報で、よく“満開”って聞きますよね。
てっきり10割まるまる咲ききってるのかと思ったら違うんです。
実は、8割咲いたら“満開”としているそうです。
というのも、10割だと散る花も多くて“散り始め”の印象が強くなるから。
ちょいと早めに発表してるってわけですね(笑)。
↓ ↓ ↓
気象庁の桜の開花情報。
開花の観測に使われるのはソメイヨシノの標本木(標準木)と呼ばれるもの。
東京だと靖国神社にあります。
これを気象台の職員が観察して、
5~6輪の花が咲いたら「開花」
8割の花が咲いたら 「満開」
としているそうです。
ところで。
「桜前線」以外にも、
「タンポポ前線」「ホタル前線」「トノサマガエル前線」
なんかがあるそうです。
ちなみに。
気象庁の開花予想は、2010年からやめたそうです。
でも、桜の開花情報と満開情報は、従来通り発表されているのでご安心を。
えーと、ではここからは閑話を(笑)。
●「桜」の語源
諸説あるみたいですが、もっとも単純なのは、
1.花がたくさん咲くから(笑)
「咲く」+「ら(複数を表す)」という構造です。
そして、何やら由緒正しそうなのは、
2.「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫)」の「さくや」から
古事記に登場する神さまです。
富士山の頂上から、花の種をまいて花を咲かせたと言われています。
難しげな説もあります。
3.「さ(穀物の霊)」+「くら(神霊が鎮座する場所)」から
専門的すぎて、あまりピンと来ません(笑)。
私は単純に1の説が好きですね~。
続いては、
●「さくらんぼ」の語源
これは「桜の実」を表す「桜の坊」がなまったもの!
あ、でももちろんさくらんぼが採れるのは、花見の桜とは種類が違いますよ。
さくらんぼの生産量日本一といえば、もちろん山形県。
でも、世界一がどこだかご存知ですか?
答えはトルコ。
以下、アメリカ、イランと続きます(データは2005年)。
日本は世界20位だそうです。
ここまでは、まがりなりにも桜に関係してましたが、さらに閑話へ・・・
●「サクラ」の語源
いわゆる、営業側と組んでお客のふりをするあの“サクラ”です(笑)。
何とこれにも諸説が。
1.桜が咲くと花見客が大勢集まることから、人集めの役をサクラと呼ぶようになった。
2.花見は無料ということから、
ただで芝居を見る代わりに見せ場でかけ声をかけたりして盛り上げることをサクラと言った。
3.大阪のお坊さんが、経木を造るための桜の材木が不足してるので何とかならないかと考えた。
本来は生木の桜は伐ってはいけないのだが、
「これは枯れ木である」
と称して木材として使うように援助した。
そこから「援助する=桜を伐る」として使われるようになった。
4.売場で賑やかにパッと咲き、客が集まってくるとサッと散っていなくなることから。
5.「策略」「作労」という言葉に引っかけた。
どれも言わばまあシャレですね・・・。
やや、桜に関係している説もあって安心です(笑)。
ふ~ん、そうかぁ。
寅さんの妹の名前が語源じゃなかったのかうっしっし
<文責・秋田大介>
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